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阪神なんば線淀川橋梁架け替え&近鉄奈良線の平城京跡横断で線路移設を検討

阪神なんば線近鉄奈良線相直関係のニュースが・・・

まず1つ目は、阪神なんば線の福~伝法間にある淀川橋梁ですが、架け替えの方向で話が進んでいる様です。

淀川橋梁の長さは758m、橋梁の高さは水面から4.28mと堤防より低く水面スレスレです。

高潮などの際は列車の運行を止めて、堤防の扉を閉めて対応。

現状のままだと、大地震津波が発生した場合、橋梁が支障になり沿岸に溢れ出し、浸水する可能性もあることから、国土交通省近畿地方整備局大阪市大阪府阪神電鉄は会合で、架け替えの方針を固めた様です。

淀川橋梁の架け替えで、福駅は高架化され伝法駅もかさ上げされます。

2016年度中に地元住民等への説明、2017年度には測量をはじめ、完成までには15年程度掛かる模様です。


淀川橋梁は1924年、当時の伝法線が開業した時に掛けられた橋梁で、90年以上経過しているそうです。

架け替えを切っ掛けに、福駅が高架に・・・

その方が良いと思います。

駅近くの踏切では無謀横断が絶えない様で、以前に福駅で撮影していた時、尼崎方向から接近する快速急行が通過する直前に横断し、人身事故になりかねない状況を目の当たりにしました。

快速急行は警笛を鳴らすだけで、ブレーキもかけずに通過しましたが・・・

イメージ 1
2010年9月7日  福にて

イメージ 2
2009年1月26日  伝法にて


2つ目は、平城宮跡を横断する近鉄奈良線ですが、奈良県は宮跡外へ線路移設を本格的に検討を始めた様です。

奈良県は宮跡を歴史的遺産として保護し、景観改善と同時に線路を高架または地下化し、周辺道路の渋滞解消と沿線の再開発をするのが狙いで、国や奈良県近鉄に働きかけ、早期実現を目指す考えの様です。

近鉄奈良線は1914年に敷設され、平城宮跡周辺は一面田畑だったそうです。
その後、調査や研究が進み、22年には国の史跡、52年には特別史跡に指定され、98年には世界遺産登録。
そして、2010年には朱雀門が復元され現在に至るのですが、宮跡の整備が進むにつれ、横断する近鉄奈良線などの景観が問題視され、国土交通省は2008年に線路を移設(将来的)を前提に、国営公園とする整備基本計画を発表。
イメージ 3
2009年10月29日 大和西大寺にて

奈良県は移設ルートとして想定しているのが、朱雀門の200m南側に東西を走る大宮通があり、大和西大寺車両基地付近から、大宮通を経て奈良駅向かう4キロのルートだそうです。

奈良県は昨年の12月から、大和西大寺駅から東へ6キロ、南北2キロの範囲で移設による周辺への影響、工事費などに関する調査を開始している様で、大宮通以外のルートも検討する様で、今年度中に課題をまとめる方針だそうです。

途中には新大宮駅に代わる新駅建設も含まれている様です。

イメージ 4
イメージ 5
Googleマップより  赤線が計画の大宮通ルートの様です。



近鉄奈良市の同意を得て都市計画の決定。
ルート変更に必要な事業計画の変更など鉄道事業法に基づく手続きを行うとともに、用地買収や具体的な設計を進めていく計画で、新年度以降に近鉄と協議を進め、計画を進めていく様です。

しかし、この移設で問題視されるのは埋蔵遺産。
奈良時代大宮通付近は建物の遺構は無いとされている様ですが、側溝周辺には色々と出てくることが予想され、移設完了には相当な時間が要するかと思われます。

近鉄広報部は「県が主体的に取り組んでいるのでコメントできない」との事です。

西大寺車庫横は多くの住宅が存在しますが、田畑も多いですが景観を重視するのであれば、大宮通の手前から地下に侵入して奈良駅に接続になりそうな感じですけどね(^^;




平城宮跡を走行する所を未だ撮影したことがないので、関西に行く機会があれば移設前に撮影しておきたいと思います。



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