近畿日本鉄道は15日に2023年4月1日実施を予定で、旅客運賃値上げ申請を行った事を発表。
運賃値上げの発表と同時に、現在運行する昭和40年代に登場した通勤車両(約450両)を2024年度以降、新型車両に置き換える事も発表しました。
当ブログでも何度か、近鉄の新型通勤車両の導入の事について話題にしていたのですが、やっと投入すると発表された感じです。
近鉄の発表によると、置き換えの対象になる車両は約450両ですが、昨今のコロナ禍による利用客が大幅に減少したことにより、旅客運輸収入も大幅に減少していることもあり、利用客を見極めた上で、新型車両を投入すると記載されているので、大幅に減車される可能性があり、一部の車両を置き換えるのみに留まるのではないかと思われます。
近鉄の通勤車両は、阪神なんば線開業と直通運転開始に伴い、奈良線に9020系や9820系を集中的に投入し、2008年の9820系(EH30)を最後に15年間、通勤車両の新規投入車両はありません。
注目されるのが、何処の線区に新型車両を投入するかですが、単純に考えると名古屋線系統や大阪線・南大阪線が優先されるところですが、前回と同様に阪神直通を考慮して奈良線系統に投入し、奈良線系統の旧型車両を名古屋線や大阪線系統に転属させる可能性も考えられ、結局は名古屋線系統には新型車両の投入は無いのではないかと思われます。
大阪線に9020系(EW51)の1編成が在籍していますが、乗務員訓練等で白塚検車区へ貸出で名古屋線に入線した事はありますが、運用は全く無かったと思います。
結局は、新たに登場する新型通勤車両も、シリーズ21と同様に奈良線系統を中心に、大阪線系統と南大阪線系統に少し投入で終わり、また15年近く通勤車両の投入は無しって感じになりそうな気もしますが・・・
今後、新型車両のデザインや投入線区が明らかになると思いますが、動向に注目したいと思います。
鉄軌道旅客運賃の改訂を申請いたしました ~これからも安全・安心・快適な輸送サービスをお客様に提供していきます~(近畿日本鉄道)