JR九州は2022年秋に開業する、西九州新幹線の開業に合わせて、西九州エリアに導入する、新D&S列車『ふたつ星4047』の運行と車両デザインの発表をしました。
コンセプトは『西九州の海めぐり列車』。
車輛の外観は、有明海や大村湾の水面に映える『パールメタリック』を基調としたデザインを採用。
ロゴマークは佐賀県と長崎県の九州2つの観光エリアをゴールドの星2つでイメージしたものを車体各所にゴールドのラインと一緒に配し、西九州の自然のイメージに合わせたデザインに・・・
車両は3両編成で、1号車と3号車が指定席、2号車は『ビュッフェ・ラウンジ車』とし、販売カウンターを設け、沿線の軽食や飲み物、スイーツ等の提供を行う様です。
車両を見てもらうとわかると思いますが、新たに気動車を改造するのではなく、肥薩線観光特急『はやとの風』に2両と『いさぶろう』『しんぺい』の予備車両を改造。
この為、九州新幹線先行開業から運行していた、肥薩線観光特急『はやとの風』は2021年度内で廃止になります。
近年の『はやとの風』は土曜休日等でも空席が目立ち、ほぼ空気輸送の状態が続き、臨時列車扱いに変わるも、コロナ禍の影響で観光客の激減もあり、昨年の9月から運休になっていたので、廃止も時間の問題か?と思ったら、案の定でした。
これは、個人的な見解ですが、『はやとの風』は運行開始から今まで、全くテコ入れもせずで車両はそのまま。
九州新幹線が全線開業を機に運行を開始した『指宿のたまて箱』に利用客が集中。
霧島への観光客が年々減少し、『はやとの風』の利用客も減少。
肥薩線沿線も霧島活性化のために、沿線の地元商店などが力を入れていたようですが、それもだんだんと無くなってきたような・・・
豪華列車の『ななつ星in九州』も同じで、現在は鹿児島に乗り入れていません。
来年春から、鹿児島乗り入れが復活するも、深夜に到着して早朝に出発。
鹿児島市内観光は無いようです。
前に昼間に『隼人駅』に到着して、専用バスで霧島温泉郷方面へ移動していましたが、『隼人駅』に停車するということで、地元の商店関係者も歓迎ムード全開でしたが、『隼人駅』で降りて買い物をする訳でもなく、直ぐに専用バスに乗って移動してしまい、地元商店に恩恵が無いということで、何もしなくなった様です。
地域を活性化させたいのであれば、地元商店関係者もJR九州と掛け合うべきですが、JR九州も『駅に停めてやるから歓迎しろ』みたいな対応にも見えるので、どっちもどっちかな?と思ったり・・・
九州を盛り上げたいのであれば、もっと柔軟な対応をするべきだと思いますが・・・
今に始まった話ではないですが、JR九州のやり方に思うところが多々あります。
『はやとの風』は11月23日にちに、団体列車として鹿児島中央~吉松間で運転されましたが、廃止までに臨時列車で運転される機会はあるのでしょうか?
~西九州エリア魅力を感じる新たなD&S列車~『ふたつ星4047』外観デザインについて(JR九州)
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気まぐれ更新ですが、よければ覗いてみてください。