伊丹線で唯一残っていた3000系の3054Fが引退したそうです。
先に引退した3100系の様に惜別のヘッドマークを掲げることなく、運用離脱しそのまま引退になりました。
現在は西宮車庫に留置されていますが、近日に正雀へ回送されるかと思われます。
一昔前なら、さよなら運転が行われたりしていましたが、近年はヘッドマークを掲げる程度で済まされています。
京都線の2300系引退時はイベントがあったと思いますが、盛大なさよなら運転のイベントが開催されたのは、25年前の2800系が最後じゃないでしょうか?
近年は悪質な鉄道マニアの暴徒化が問題視され、今年は新型コロナウイルスの感染者拡大防止を懸念し、ヘッドマークの掲出も無く静かに引退となったのでと思われます。
最後の1編成であった3054Fは、宝塚線で運用していた印象があり、後に神戸線へ転属するも今津北線で運用に入っていた記憶があります。
阪急3000系引退を記事に出した東洋経済の画像に3054Fが臨時特急須磨浦公園の表示が出ていますが、3000系の須磨浦公園乗り入れはあるものの表示幕改造後の乗り入れ実績はありません。
須磨浦公園乗入れ中止後に海水浴臨時列車”ドルフィン号”(停車駅:十三・西宮北口・岡本・三宮・花隈・高速神戸・新開地・山陽須磨)が運転されましたが、この運用は7000系6連が運用でしたが、予備車に3054Fが充てられていた様ですが、運用が実現する事はありませんでした。
私が学生時代に3000系の特急を良く乗っていて、一番好きな形式だったのですが、引退は寂しいですね。
3000系列で残るのは能勢電鉄の3100系(3170F)のみになりますが、こちらも先は長くないと思います。